モンテッソーリ教育はイタリアに生まれたマリア・モンテッソーリによって創始された教育法です。
医学博士となったモンテッソーリ女史は当初、障害児の教育に携わりました。
その際に障害児を健常児のレベルまで高めたことが発端となり、子どもを科学的に観察して研究し
子どもが特定の時期に特別な法則に従って自己を形成していく道筋を明らかにしました。
そして1907年ローマのスラム街に創られた「子どもの家」の管理を任され、健常児にも
この教育法を実践しました。モンテッソーリ女史は子どもを観察することによって
「子どもは自らを成長・発達させる力を持って生まれてくる」という事実を発見しました。
そして大人(親・教師)は、そんな子どもの欲求に合った環境を準備し、子どもを援助すれば
子どもはおのずから自立し、円満な人格形成をするという事実を科学的に立証し
モンテッソーリ教育法を編み出たのです。その結果、すばらしい成果をあげることに成功し
当時のヨーロッパ、アメリカの教育界から多くの注目を集めることとなりました。
こうしてモンテッソーリ女史は生涯を子ども達の教育に捧げ、1952年に亡くなるまで、
世界中にその教育を広める為に尽力しました。

モンテッソーリ教育には、子どもが生まれながらにして持っている成長のプログラムに基いた次の5つ
の分野の活動があります。(@日常生活の練習 A感覚教育 B言語教育 C算数教育 D文化教育)
それぞれの分野の活動にはモンテッソーリが開発した教具が用意されています。



子どもが自立するために必要な諸能力を育てる為の基本的な生活指導です。
作業の仕方の習得と同時に手先の器用さ、筋肉、神経の発達や、集中力、意志力、忍耐力、記憶力、
自主性、社会性が育ちます。
  
《野菜切り》                   《縫いさし》



五感を鍛え、ものを見たり感じたりする力(観察力、識別力)を鋭くする為に感覚分野別に教具が用意
されています。感覚教育が十分に行われることによって知性が育ち観察力や識別力が増すと同時に、外界
物に積極的に取り組む態度が養われます。また子ども達をより知的な存在へ成長、発達させていきます。

  
《色板》                     《幾何学立体》



初めから鉛筆で直接文字を書くことを教えるのではなくまずは五感(視覚、聴覚、触覚)を通して言語
の基礎が習得できるように、わかりやすい系統的な教具、教材が作られています。子ども達は正確な発
音と表現、正しい話し方から書き方へと言語を理解していきます。

  
《単語ならべ》                  《絵カードと名前カード》



ただ数を唱えたり、たし算を暗記したり、頭から法則を教え込み暗記させるのではなく、具体物(算数
教具)を用いて、数字が意味する具体的な量を体感し、数を理解していきます。具体物を十分に体感し
てから抽象の世界(暗算等)を学んでいきます。

  
《錘形棒》                    《金ビーズによる4桁のたし算》



各分野を通して総合的に、科学的に集大成する分野で、将来の人間形成にとって大事な要素を含んでい
ます。歴史、地理、生物、自然観察、絵画、音楽等を学んでいきます。
  
《世界の国々と国旗》               《日本地図》

※掲載されている写真は全て「たんぽぽ子供の家」で実際に子ども達が活動している姿です。

※モンテッソーリ教育についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

                      








マリア・モンテッソーリ
(1870〜1952)

モンテッソーリ教育とは
日常生活の練習
感覚教育
言語教育
算数教育
文化教育